株式会社クラステクノロジー代表取締役会長 四倉幹夫の著書『最適生産とは何か』がダイヤモンド社より発売されました。

最適生産とは何か 「Manufacturing4.0」と「GLOSCAM」。製造業の未来を担う新しい生産管理の在り方とは?

生産拠点がグローバルに広がりニーズが多様化する今日において、これまでの生産管理を支えてきたMRPシステムだけでは対応ができなくなってきました。本書ではこれまでの生産管理システムの問題点を明らかにし、弊社が提唱する、これからの生産管理を支える新しい概念「Manufacturing 4.0」「GLOSCAM」を解説しています。



内容のご紹介(本書「はじめに」より)

現在、製造業に携わっている人々の関心がどこにあるか、その中心にあるキーワードは間違いなく「Industrie 4.0」(インダストリー4.0)だろう。すでに一種のバズワード(buzzword)となってしまった感もあるが、かといってこの言葉を正確に説明できる人はほとんどいないのである。言葉だけが飛び交っていて、実態はまるでつかめていないというのが日本国内での実情だ。

この不透明さの大きな原因は、ドイツ人が何のために Industrie 4.0 を行っているのか、明らかにしていないからである。こうしたヨーロッパ人の狡猾さは広く知られたところではある。そもそもMRP(資材所要量計画)を世界中で売りまくった張本人でSAPの元CEO、そして今や Industie 4.0 の提唱者、ヘンニヒ・カガーマン氏からして、MRPは新興国の製品に駆逐されるから通用しない、と言い始めているのだ。そんなドイツ人が国を挙げて取り組んでいる Industrie 4.0 の本質とは、一体何なのだろうか。

本書は、日本の生産管理システムのあるべき姿を考えていきたいという気持ちで執筆に着手した。私は先進工業国の条件として、「国内で自動車生産が成り立つかどうか」が重要な見極めのポイントだと考えている。この観点からいえば、すでにドイツは脱落しかけている。そこで、第1章で生産管理の基本的な知識を、第2章では大量生産を支えたMRPシステムについて、第3章では現在の日本企業が取り入れている生産管理システムの三本柱「かんばん方式」、「MRP」、「製番システム」が、実際にどのように運用されているかについて解説している。

日本はこの先、果たして先進工業国であり続けることは可能なのか。私はそうなることを望んでいるし、その答えを探しながら、本書を書いてきたつもりだ。

第4章で触れる「Manufacturing 4.0」(マニュファクチャリング 4.0)、第5章で紹介する「GLOSCAM」(グロスキャム)については、まさに Industrie 4.0 と同じく未来の生産管理システムを考える上で欠かせないテーマである。本書が製造業に携わるすべての人々にとって、有益な問題提起となることを願っている。

2016年6月 四倉 幹夫

「最適生産とは何か」 目次

  • 第1章 なぜ生産管理が必要なのか?
  • 第2章 大量生産を支えた生産管理システム「MRP」とは?
  • 第3章 生産管理の今を知る
  • 第4章 「最適生産」を実現するシステムとは?
  • 第5章 グローバル生産の時代に対応したGLOSCAM

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