※株式会社リクルート キーマンズネットに2010年05月20日に掲載された記事より転載
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掲載日: 2010/05/20

クラステクノロジー
これまでの生産管理システムには空白地帯がある!/ECObjects




 原価を数%削減しただけでは、もう勝てない――――。
 近年、あらゆるマーケットが急速なグローバル化を遂げている。生産拠点や販売網が海外へと進出すると同時に、日本国内においても新興国をはじめ海外メーカーの参入により競争が激化。また、世界中で最新の製品をいち早く利用できるようになり、商品1つずつのライフサイクル短命化に拍車をかけている。製造業は今、原価やリードタイムを数十%単位で削減しなければ勝ち残れない状況に晒されているのだ。
 しかし、『原価を数十%削減する』…そんなことが可能なのだろうか。
 答えはYes。――― 統合化部品表が、それを実現するのだ。

 製造業では一般的に「設計⇒試作⇒量産立ち上げ⇒購買⇒生産⇒保守」という流れをとっている。各フェーズにおいて、CADやPDM/PLM (※) 、ERP、生産管理などのシステムを利用しているが、設計と生産のシステムが連携できていないため、この間に大きな“空白地帯”が生じているのが現状だ。連携しようにも、PLMなどでは生産に関する情報を持てず、生産管理では設計の情報を持てない。情報の受け渡しにも多大な時間・手間が掛かっており、削減できるリードタイムもかぎられたものにすぎない。どうすれば全体のリードタイムを劇的に削減し、スループットを向上できるのだろうか。
※Product Data Management/Product Lifecycle Management

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 新製品開発のリードタイムにメスを入れる生産準備(プロジェクト管理)システムとは、一体どのようなものだろうか。何よりも、PDM/PLMからERP、生産管理まですべてにおいて情報を共有し、1ヵ所で管理できる環境が不可欠。そのためにシステムの空白地帯を埋めるものが“統合化部品表”である。いわば設計側・生産側で部品表を共有する仕組みだが、部品点数も膨大、プロジェクトごとのマイルストーンも1万以上にのぼる製造業では、実現は難しいとされていた。
 その“統合化部品表”を可能にし、生産準備システムの“あるべき姿”を実現するのが製造業向けの総合ソリューション『ECObjects』。これにより何が、どう変わるのか?ここでは上に挙げた課題を例に、その解決策を紹介したい。
 製造業において常に大きな課題となっている原価削減。ECObjectsでは、統合化部品表により設計段階で「どの材料の原価がいくらなのか」「どの工程にコストが掛かるのか」などを確認でき、原価の劇的低減を目指す“原価企画”を実現する。もちろんすべての数値はリアルタイムに反映され、原材料の価格変動が激しくなる中、常に有効な情報を参照できる。
 また、原価企画単体にとどまらず、製品開発プロジェクトのマイルストーンと成果物、ワークフローを統合的に管理するプロジェクト管理との最強タッグを実現。プロジェクト全体の進捗を把握すると同時に、設計〜試作の各段階において目標原価を設定、目標ごとの達成状況を管理することで、達成していない項目を重点的に監視するなど、更なる原価削減をサポートする。
 これまで原価削減は生産工程において行われるものだった。しかし、生産工程では既に量産体制に入っており、機械や原材料なども設計に基づいて手配されているため、原価を削減しようにも、数%程度が限界。
 そこで今、“原価企画”が注目を集めている。量産に入る前、設計段階で原価削減を行う方法だ。これにより「複数部品で構成されていたパーツを1つの部品にする」「製造工程を削減する」など抜本的な変更が可能に。ここまで踏み込んで原価削減を考えてこそ、数十%もの削減が可能になるのだ。
 設計書などの生産拠点への受け渡しは、リードタイム削減における大きなネックとなっている。それぞれの部品について生産管理システムに再入力しなければならない、1日1回のバッチ処理を待つしかない…など課題が多く、海外を含め生産拠点が増えれば増えるほど手間も時間も掛かっている状況だった。
 統合化部品表では1ヵ所のデータをすべての担当者で共有する。つまり、設計工程が完了した時点で、即座に生産側の担当者も最新の情報を参照できる。設計側のシステムから生産側のシステムへと情報を受け渡しする“ロス”がなくなり、リードタイム削減に大きく貢献する。
 生産拠点や工程ごとに異なる部品表を持ち、同じ部品を異なる品番で管理しているケースでは、品番を統一するしかないとされていた。しかし数万〜数十万に及ぶ品番の統一は、一筋縄でいくものではない。現場の混乱も起きやすく、そのメリットと比べてもあまりに負荷・リスクが大きかった。
 ECObjectsの統合化部品表は、拠点ごとに異なる(体系の異なる)品番の統一を必要としないインフラである。統合品番と拠点ごとのローカル品番を下図のように紐付けて管理することで、品番の統一が可能に。品番を再構築することなく、各現場の運用はそのままに管理の一元化を実現する。
 ECObjectsはPDM/PLMから生産管理まで全工程におけるシステムを提供。生産管理でも見込生産や個別受注生産など生産方式に応じて必要な機能は異なるが、それらの機能もすべて対応している。拠点や生産ラインによって利用するシステムが異なり、プロジェクトをまとめて管理できない…といった課題を解決。設計から生産までを真に連携させ、全プロジェクトの状況を1ヵ所で把握できるのだ。

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